大阪桐蔭は凄い

大阪桐蔭が史上初の春夏2連覇を2回達成した。

 

今回の甲子園では、金足農業を応援する人たちがとても多かったそうだが、大阪桐蔭の野球部の人たちが歩んできた道のりは、日本一壮絶だったのではないかと思う。

 

まず、大阪桐蔭の野球部は全員基本的には山奥の寮に入るので、ほぼ24時間365日野球のことを考える日々が続く。

そのため、大阪桐蔭の野球部に入学するということは高校3年間を自分の野球技術向上のために捧げるという覚悟がある人が入ってくる。

 

しかも、大阪桐蔭に入ってくるのは全国から集められた野球が上手な人たちの中でもさらに上手な人(世界大会経験者など)ばかりが入ってくるので、3年間レギュラーになれない可能性もある。

 

つまり、大阪桐蔭に入学するということは

①高校3年間全ての時間を野球に捧げる覚悟

②3年間レギュラーになれない可能性もあるが、研鑽のために厳しい環境を選ぶ覚悟

を備えているということになる。

 

しかも、去年は9回2アウトからサヨナラ負けを喫し、誰一人甲子園の砂を持ち帰ることなく球場を去った。

このような経験をした大阪桐蔭の今年の夏にかける想いは凄まじいものがあったと思う。

 

僕自身中学まで続けていた野球を高校でもやろうとする覚悟がなく、野球を辞めてしまったので、なおさら大阪桐蔭の野球部の人たちをすごいと思ってしまうのかもしれない。

 

もちろん決勝まで勝ち進んできた金足農業の人たちも凄いと思うし、他の甲子園を目指して頑張った野球部や、

野球部だけでなく他の部活でも精一杯自分の限界を高めた人たちはとても素晴らしいと思う。

 

だが、「強者が強者たる結果を残す」という最も難しい現象を実現させた今回の大阪桐蔭は本当に凄いと思う。

 

大阪桐蔭の野球部の人たちが歩んできた道のりは私には想像することもできないが、僕も大阪桐蔭の野球部を少しでも見習いたいと思う。