三井寿という炎の男
スラムダンクを初めて読んだときに一番好きになるキャラが三井寿な人は多いと思う(僕もその一人)。
三井になぜ感情移入しやすいかというと、三井がスリーポイントシューターだからではないかと俺は思う。
桜木、流川や仙道みたいな才能溢れるキャラは凡人では真似できないシュートやダンクをするシーンで溢れている。
しかし、スリーポイントシュートは練習をすれば、殆どの人がシュートを打つことが可能だ(成功率を無視すればの話だけど)。
だから、三井寿はスラムダンクというフィクションの世界において、一番身近に感じるスーパープレーヤーなのだ。
そして、身近に感じるからこそ「自分でも目指せるかも」という期待を持てたりするから、三井寿には感情移入しやすいのだと思う。
もう一つの三井寿の魅力は自分の犯した過去を後悔しているという点だ。
スラムダンクには三井の名言である「なぜ俺はあんな無駄な時間を。。。」という言葉がある(少しうろ覚えである)。
三井寿は前に進んでいるようだが、たまに後ろを向くようなキャラクターなのだ。
人間誰にでも「なぜ俺はあんな無駄な時間を。。。」と思うことがある。
そんな人間臭さのある三井寿がここぞという場面で、シュートを決める。それが、とてもかっこよく、三井はとても魅力的なキャラクターなのだ。