人を褒め方は食レポから学べ
人を動かすには人を褒めることが大事だ。
だが、人を褒めるときには心から褒めるということが肝になる。
心の無い褒めはお世辞になってしまい、百害あって一利なしだ。
なので、人を褒めるのは難しいと感じている人が多い。だが、実は心から人を褒めるやり方はすでにテクニック化されている。
そして、そのテクニックは食レポから学ぶのが一番だ。
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食レポの人たちは基本的に食べ物を褒める。
そして、食べ物を食べた際に食べ物の特徴を捉えて、瞬時に誉め言葉に変える。
その際に彼はまず自分の感情をリアクション言葉や表情で表現する。
例としては
「うぉーー見てくださいこれ!」
「いゃあーーなにこれ!?めちゃめちゃうまい!」
「・・・うまし!」
の
「うぉーー」や「いゃあーー」、「・・・」がそれに該当する。
この誉め言葉を喋る前のリアクション言葉や表情が人を褒めたりする際に実は一番大事なのだ。
そのメリットは二つある。
まず、第一に誉め言葉を喋る前にリアクションを挟むことによって、自分の感情を整理する時間を一瞬取れる。なので、リアクションから誉め言葉への移行がスムーズになる。
第二に、相手はそのリアクションから相手が次に何を言おうとしているのか、予想することができて、褒めに対する心構えを作ることができる。その結果、相手に誉め言葉を受け入れてもらえる態勢を作ってもらえるのだ。
つまり、褒める前に自分の感情のリアクションを挟むことによって、自分も相手もスムーズに「褒め、褒められフェーズ」に移行することができるのだ。
だから、人を褒めるのが苦手だと感じる人は、誉め言葉をどうしようか選ぶ前に、まず自分の感情をリアクションとして表現する癖を付けたらどうだろうか。
そして、その表現の仕方は食レポから学ぶのが一番だ。
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