三枝匠さんは日本の王騎将軍だ

三枝匠さんの本を読んだ。

 

この本では、論理的思考力と熱意とリーダーシップの3つの大切さを述べている。

何故ならこの3つが無ければ、組織を連続的に成長させることができないからだ。

そして、この能力を鍛えられる環境を日本の企業は設ける必要があると述べていて、この能力を鍛えるには不相応でも、事業や会社の責任を背負う立場で働くことで鍛えられるのだ。

 

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この本を読んで、俺はキングダムの将軍をイメージした。

三枝匠さんは日本が誇る大将軍なのではないかと。

俺はこの本を読んで、日本は戦争の責任を背負うような将軍の立場を経験する立場が少ないと述べていると感じた。

 

多くの企業でも、課長や部長といった立場はあるだろう。

だが、その多くが事業の責任では無く「営業部」や「品質保証部」といった役割の管轄をしているだけに過ぎない。例えるなら、戦争の「飯炊き係」や「補給係」の隊長であり、戦争の全体図を理解することはできない環境なのだ。

なので、会社で大事な利益が出たのかどうかという責任を100%追ってるとはいえないため、戦争の勝敗の責任を双肩に宿す将軍のような立場を経験できないのだ。

 

だが、会社の出世コースではこのような「飯炊き係」や「補給係」の隊長から、いきなり社長になる。

このため、多くの会社のサラリーマン社長は会社の全体図を理解できないので、事業の戦略を考えることができないのだ。

 

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キングダムでは、大将軍にだけ見える景色があるという。

また、キングダムのキャラクターは死地を乗り越えさせることで、さらに強くなる。

この大将軍に見える景色というのは将軍や大将軍のような立場を経験することでしか体験できない。

だから、日本の企業は優秀なミドルにどんどん事業の責任を追うポジションをやらせて、死地を乗り越えさせる事が必要なのだ。

 

現代もキングダムの世界と同じく、世界中の企業が覇権を争い凌ぎを削ってる。

そんな世の中なのだから、自社でどんどん将軍を育てなければならないのだ。

むしろ、自社で将軍を育てられないようではこの世界でビジネスを続けていくのは不可能だろう。